病気がなくなれば医師が失業してしまうという問題

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TICEコーチ(タイスコーチ)コーチングブログ

今日、あるネットのニュース記事で病気がなくなれば世の中の医師が失業してしまうという指摘をしている評論家がいました。
こういった話はたまに耳にするかもしれません。

・確かに失業するのは問題だなと思う人
・どうせ病気がなくなることなんてないでしょと思う人
・でも病気はなくなってほしいなと思う人

など、人によって思うことは違うかもしれませんし、違っていいと思います。
自分だったらどう思いますか?

世の中から消える職業

先ほどは医師についてお話しましたが、同じように世の中が良くなればなくなっていく職業もあるでしょう。

・街が安全になれば警察官はいらない
・争いがなくなれば自衛隊はいらない
・揉めごとがなくなれば弁護士はいらない
・自分で申告できれば税理士はいらない

など、ざっくりとした話ですが、このように世の中が良くなれば仕事が減っていく職業の人たちはたくさんいます。

それについて、冒頭の評論家は
世の中が良くなるのはいいことだけど、失業してしまう人もいるからいいことだけではないのです。
という趣旨の発言をしていました。

この話を読んで、評論家らしい(当事者は考えない)意見だなと感じたのです。

世の中から消えて欲しいと働くプロ

まず結論として、本気で医師や警察官などをやっている人の中に世の中が良くなることによって失業してしまうこと、又は仕事が減ることを問題だと思っている人はいません。
仮に問題視している当事者がいたらそれが大問題です。

私自身、医師や税理士の方々に会って話をすることがありますが、このような話題になったとき誰ひとり問題だという人はいません。
むしろ早く仕事がなくなるのを望んでいるのです。

例えば、私が学生の頃からお世話になっていた税理士の方は、常々「従来の税理士の仕事は早くなくなればいい」と語っていました。
税理士の仕事としては企業の税務会計を代わりに代行して申告まで行うというのがメインの仕事になりますが、普通に考えれば企業が自分で計算して申告できたほうがいいに決まってます。
だから、その税理士の方はそういった仕事は早くなくなって他の価値を提供したいと話していたのです。

働くということは価値を提供することです。
病気を治したいから医師として働くのに、医師として働くために病気がなくなると困るというのは本末転倒でしょう。
仮に問題視している当事者がいたら一からゴール設定を行う必要があります。今もままだとやりたいこと(want to) からどんどん離れていくに違いありません。

新たな価値を生み出せばいい

先程も話したとおり、価値を提供することが働くということです。
この世から病気が消えたとしても更なる価値を生み出す医師であれば失業なんてしないでしょう。
より健康になるサポートをするなど考えればいくらでも生まれてくるはずです。

ということで、

世の中から病気が消えて医師が失業してしまうのは大いに素晴らしいこと。

だと私は感じるのでした。

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